以前、年寄りの上司が何度も同じことを聞くので、私が歯向かって、「何度も同じこと聞かないでください」と伝えたことがありました。
それから顔見知りのお客様が来ると必ずと言っていいほどネタのようにそのことを上司がお客様に伝えるんです。
この子はいい子だけどちょっと我が強いんだ!
みたいに。
よっぽど根に持っているのか、気に食わなかったのか、ただ冗談で話しているのか真相はわからないけど、思ったことを伝えることが悪いことだと思ってなかったので、私は気にもとめていなかった。
今日はその上司が不在だった。
いつもいる中堅の人達と話していた時に、その歯向かった時の話になった。
彼らが言うには、私は素直すぎるから思っていることをすぐに言っちゃうんだそう。
私はそれを悪いことだとは思ってなかったのだが、彼らは、年寄りの言うことには私と同じく、もう何回も聞いたよー!と思いながら、それはあえて伝えないんだそう。
年寄りはまさかこんな若い奴が自分には向かってくるとは思わないからムッとするらしい。
だから言いたいことがあってもあえて伝えずに空気を汚さないんだとか。
それはそれで年寄りの扱い方がうまいんだろうなーと思った。
年上の人はやはり無駄に長く生きているわけではない。
それだけ経験した時間の長さが違うから、私が今の私を完璧だと思っていても、新しい知識を教えてもらうことがたまにある。
言いたいことを言わない方が思い通りになることもあるんだなーと勉強になった。
私は年上の人を敬う気持ちはある。
だけど、年上だからって偉いと思わない。
だから、昔の年功序列とかの考えからまだ抜けられてない大人に対しても平気で物申す。
行動として悪いことだと言う認識はなかったが、それもまた若干子供っぽい行動なのかもしれないと今回思ったので、また1つアイテムを手に入れたような、引き出しが増えたようななんか知識が増えて嬉しい気分になった。