せっかくもう忘れようと思って、前を向いて歩き出した矢先に、
「鍵いつ返してくれるの？」
と、LINE
鍵をいつか返そうとは思っていたんだけど、私の食器やビアグラスも彼の家に置いておいたのをまだ回収してないし、鍵、ポストに入れてきてもいいけど、全部終わったら本当に縁が切れてしまう、連絡きてからでいいや！と思ってたが、ついに来た。
友達と失恋旅行中だったから、彼のことは考えたくなかったのに、そのLINEを見てからはずっと、何て返そう。。。と、ずっと彼のことばっかり考えてしまう。
最後にちゃんと、今までありがとうって言って鍵を返してお別れできるのが私の理想。
だけど、彼は会いたくないってきっと思ってるだろうから、そのようにした方がいいのかな。
彼は天の邪鬼だから、郵送で送るって言ったら会えるかもしれない、などと色々考えて、友達にもメッセージの内容を確認してもらって送った。
「郵送がいいよね。住所教えて！あとお皿とビアグラスも送ってもらっていい？割れちゃうかな？」と私からメッセージ。
なんて返ってくるかな？
答えは、直接会って鍵と食器を返そうってことに。
割れ物だったから会えることになったのかなって思って、少し嬉しかった。
旅行の帰りに彼が待ってるカフェで会うことに。
到着すると、なんか飲む？って言ってくれて、ラテをご馳走になった。
受け渡して終わりだと思ったから、少しお話しする時間があるんだ！と、またちょっと嬉しくなった。
彼は、私が笑顔でいるのが好きだったから、どんなに寂しいと思っても笑顔でお別れしようと決めていた。
お互いに合わないところがあって、何度も同じパターンで喧嘩しては別れてを繰り返してきたから、もう一緒に居られないということで今に至っているのに、彼は会うと決心が揺らぐから会いたくなかったって言っていて、まだ好きだと言ってくれた。
私もまだ彼のことは好きだけど、ヨリを戻すのはやめようと伝えた。
まず結婚や出産を希望するタイミングも違うし、彼が話し合いができず、すぐ怒鳴ったり黙ったりするところが直らない限り同じことだと伝えた。
彼も、私の浮気を心配しすぎるところがこれから一生直らないのであれば一緒にいるのは難しいと。
私は時系列を追って、不安になった経緯を事細かく説明し、それを解消できるのは彼からの安心する一言のみなんだと伝えた。
彼は一度離婚した経験があり、お金の面でも普通のサラリーマンだったから元奥さんにずっとお金がないって言われていて、結婚したり、子供を育てるにあたり、そういう辛い思いをしたくないしさせたくないから今は結婚できないけど、将来、私がバツイチ子持ちになってたとしても、自分が稼いで時間が持てるようになったら迎えに行くと言ってくれた。
その言葉を鵜呑みにして安易に信じてるわけではないが、そういうふうに考えてくれたことが嬉しかった。
別れて2週間弱、ずっと、今までありがとうと感謝の念を泣きながら彼に送ってた。
どんどん前向きに考えられるようになって、もう会えないと思っていたのにこうしてまた会って和解してお別れすることができて、恋愛関係でなくても、人としてずっと付き合っていれるかもしれない可能性が出てきて。
理想に描いていたお別れの仕方よりも遥かに想像を超えていい関係になれた気がした。
私はこの大恋愛にちゃんと幕を閉じれたことに心の奥底から満足感を感じ、私ってなんて幸福なんだ！って今感じてる。
これからはお見合いでも何でも、恋愛はもうしなくても、条件の合う人と結婚できたらいいなって思ってる。
結婚できなくても、出産できなくても、私にはこんなに想ってくれている人がいるんだ！ということが心の支えになってるから、またさらに強くなれた気がした。
人生って本当に、思うがままに進められるんだなっておもった。
そのために、いつも笑顔で、周りの人への感謝を忘れず、辛い時にも喜びを感じ生きていこうって決心した。
悩みが今、一切ない状態。
私は毎日テレビの代わりにYouTubeをつけては、悩み事の解消方法を視聴したりするのがここ数日好きだった。
でも今日は悩みがない。いつもの日課が無くなった。みたい内容が変わっていた。
こんなにもあからさまに心の持ちようにやって趣味が変わるんだなって実感した。
今日見た動画は脳の前頭葉を鍛えると、感情の老化がしなくなるという内容。どういう風に鍛えるかというと、日記を書いて今日起こった楽しかったことを寝る前に書くということを続けること。もしできるのならばそれをブログなどに書いて公の場で自分以外の人もわかるように書くことというのがいいみたい。
その動画の途中で私は動画を止めて、ブログを書き始めた。
私のやっていることは、感情の老化を妨げる行動なんだ。それによってアンチエイジングにもなるらしいし、今はただの気持ちを書く自己満足の日記かもしれないけど、読者さんがいなくても、自分のためになってるんだ！と思い、この習慣を続けて行こうと思う。
読者さんができたらぜひいろんな意見をたくさん聞いてみたいなって思う。
