いつも仲良くしている歳の離れたおじさんの友人がいる。
変に気を使わなくていいし、私のことをそもそも女と思っていないので本当になんでも包み隠さず話せる人。
だが、数日前、意見の相違があって、私はどちらかというと、彼の主張をずっと聞いていたような感じではあったが、その彼の主張というのが、私が心から慕っている人の批判だった。
話をわかりやすくするためにここでは私が慕っている人をAさんということにしましょうか。
彼がいうには、そのAさんは本当は悪い人で、裏で多額のお金が動いているんじゃないか、という仮定を信じて疑わないような事を言っていた。
そういう仮定をするのは悪いことではないかもしれないが、彼の言い方があたかもそれが真実のように信じているところが気にかかった。
彼は、私が、そんなことはないと言っても、私が洗脳されてるとしか考えない。
私は洗脳されてるんじゃないと思う。
なぜなら、そういう風に違った視点から指摘があればこれまでも見てきた。
だけど、Aさんは昔から人のために動いてきた人での行いを知れば知るほどそういうことをする人ではないと思うのだ。
Aさんのしてきた事を知らない彼は周りに言われるがまま、言われた事を信じて疑わないような態度だったので、私は彼の方が洗脳されてるんじゃないかと感じた。
フラットで見る目を無くすと、正しい判断はできなくなる。
それは私にも言える事だから、反面教師と捉え私の態度にも当てはめて考えていこうとは思うが、私はとても悲しかった。
彼のこともとても尊敬していたし、Aさんのことももっと理解してほしいと思うけど、なんか、それを伝えるのは今じゃない気がした。
からは少し怒りに近いような感情を持っている気がした。
Aさんのことが嫌いだから、それを支持する私も一時的だと思うが嫌いになったのではないか、と分析する。
伝えるタイミングや、どう伝えるのかで、私がより彼とAさんの溝を深めてしまうこともあるだろうと考えた。
彼はそれから気まずいのか、いつもの普通のコミュニケーションでさえちゃんと取ろうとしなくなった。
挨拶も。
一過性のものであると信じたいが、ついこの前もそのうちわだかまりがなくなるだろうと思ってた親友と長く連絡を取らなくなったこともあったので、本当にこの先ずっと仲良くいられるかなんて誰にもわからないのだ。
その親友も、この彼も私からは縁を切ることはない
ただ、話し合った結果思うことが違ったり、環境が変わった、住む世界が違うな、と思ったらそれは離れる合図なんだ、と、少しドライに考えている。
そうなったらそうなったでもうしょうがないのだが。
未だに親友への返事も書く気にならない。
今日も親友から以前もらったラインを読み返してみたが、何をどうしたいのか、結局私とこの先どういう関係でいたいのかが明白に書かれていないのだ。
もうこの時点で、感覚が違うから私は面倒臭くなっている。
もう彼女に悩みを打ち明けたり、理解してもらおうなんて今のところこれっぽっちも思ってないのだ。どうせ彼女の聞いてもない意見を言われて、私の気持ちは無視するだろうから。
どう伝えたら傷つけずにフェードアウトできるか、と考えると、言いたい事を言わずに去るのか、それは彼女のためになるのか、と色々考えて、結局返信は保留のまま。
今回の彼とは、きっと時間が解決してくれると信じたい。
またいつか、Aさんはそんな人じゃないよ!と伝えられる日が来る事を願う。
もしくはそんな人だった場合、私がどうするか、というような事を伝える伝え方の方がいいのかな。。
言葉、表現って難しいな。。
でもだから面白いのかもしれない。
生きることも難しい。
だから面白いのかもしれない。